谷佳樹アドルフ・ヒットラー役
『わが友ヒットラー』に再び挑みます。
前回同様ヒットラー役として舞台に立てることは、俳優としての覚悟を試される大きな機会であり、恐怖でもあります。
ヒットラーという実在した人物に全身全霊を懸けてぶつかり
ヒットラーの危うさ弱さを自分の身体を通して、命を削って伝えられたらと思います。
クルップ役の森田順平さんも続投で心強く。
小西成弥さん、小松凖弥さんの力で作品が濃密で熱を帯びたものになるだろうなと確信しています。
全員で命を削って臨みます。
Rehearsal
谷佳樹アドルフ・ヒットラー
小松準弥エルンスト・レーム
小西成弥グレゴール・シュトラッサー
森田順平グスタフ・クルップ
12月11日(木)18:30/12月13日(土)18:30/
12月14日(日)12:00/12月16日(火)18:30/
12月18日(木)13:00/12月20日(土)12:00/
12月21日(日)12:00
谷佳樹
アドルフ・ヒットラー
小松準弥
エルンスト・レーム
小西成弥
グレゴール・シュトラッサー
森田順平
グスタフ・クルップ
木村来士
「弱法師」俊徳他
高橋ひとみ
「弱法師」桜間級子
「卒塔婆小町」老婆
「班女」実子
中尾暢樹
「卒塔婆小町」詩人
「班女」吉雄
小宮有紗
「班女」花子
風間トオル
「弱法師」川島他
円地晶子
「弱法師」川島夫人他
塚本幸男
「弱法師」高安他
月船さらら
「弱法師」高安夫人他
梶原岳人
「弱法師」俊徳
「卒塔婆小町」詩人
「班女」吉雄
蒼井翔太
「弱法師」桜間級子
「卒塔婆小町」老婆
「班女」実子
久保田未夢
「班女」花子他
神尾晋一郎
「弱法師」川島他
木間萌
「弱法師」川島夫人他
高畑廉太
「弱法師」高安他
長谷美希
「弱法師」高安夫人他
市川蒼
「弱法師」俊徳
「卒塔婆小町」詩人
「班女」吉雄
中村繪里子
「弱法師」桜間級子
「卒塔婆小町」老婆
「班女」実子
薮島朱音
「班女」花子他
川田紳司
「弱法師」川島他
木間萌
「弱法師」川島夫人他
高畑廉太
「弱法師」高安他
長谷美希
「弱法師」高安夫人他
木村来士
「弱法師」俊徳他
高橋ひとみ
「弱法師」桜間級子
「卒塔婆小町」老婆
「班女」実子
中尾暢樹
「卒塔婆小町」詩人
「班女」吉雄
小泉萌香
「班女」花子他
風間トオル
「弱法師」川島他
円地晶子
「弱法師」川島夫人他
塚本幸男
「弱法師」高安他
月船さらら
「弱法師」高安夫人他
畠中祐
「弱法師」俊徳
「卒塔婆小町」詩人
「班女」吉雄
中村繪里子
「弱法師」桜間級子
「卒塔婆小町」老婆
「班女」実子
月音こな
「班女」花子他
増元拓也
「弱法師」川島他
木間萌
「弱法師」川島夫人他
高畑廉太
「弱法師」高安他
長谷美希
「弱法師」高安夫人他
木村来士
「弱法師」俊徳他
高橋ひとみ
「弱法師」桜間級子
「卒塔婆小町」老婆
「班女」実子
小野田龍之介
「卒塔婆小町」詩人
「班女」吉雄
小宮有紗
「班女」花子
風間トオル
「弱法師」川島他
円地晶子
「弱法師」川島夫人他
塚本幸男
「弱法師」高安他
月船さらら
「弱法師」高安夫人他
※ 朗読劇「近代能楽集」にご出演予定の長谷川初範さんはご都合により降板されました。
代わりに風間トオルさんが出演いたします。
なお、本件によるチケットの払い戻しはございません。あらかじめご了承ください。
2025年12月11日(木)~21日(日)
わが友ヒットラー
アフタートーク 登壇者:出演者全員
朗読劇 近代能楽集
アフタートーク
〈上演時間〉
「わが友ヒットラー」2時間15分(休憩なし)
朗読劇「近代能楽集」1時間40分(休憩なし)
パンフレット
2,000円(税込)
『わが友ヒットラー』は、1934年にナチス党内で発生した「長いナイフの夜」を題材に、権力闘争と友情の崩壊を描いています。主人公アドルフ・ヒットラーは、突撃隊(SA)の指導者エルンスト・レームと旧友でありながら、党内での権力維持のために彼を粛清しなければならない立場に追い込まれます。レームの革命的な改革姿勢がヒットラーの政治的立場を脅かし、最終的に彼は裏切られ、命を落とします。三島は、独裁者の孤独、政治における友情の脆さ、そして革命の必然的な崩壊を鋭く描き出しています。
「弱法師」は、戦後の荒廃した日本を背景に、盲目の青年・俊徳の物語を描いています。俊徳は、実の親と養父母の愛情を試すかのように、様々な人々と心の対話を繰り広げます。心の中で深い憎しみと渇望を抱きつつも、自らの運命を受け入れようとする姿を描き、戦後の精神的な再生への願望が表現されています。
「卒塔婆小町」は、夜の公園で出会った老婆と青年詩人の物語です。詩人は、老婆の導きで明治時代の鹿鳴館に遡り、小野小町の伝説的な美しさに魅了されていきます。時空を超えた幻想的な愛の物語を通じて、三島は美と孤独、そして人間の内面に潜む虚無を描き出します。
「班女」は、愛した男性を待ち続け理性を失った花子と、狂った美しい花子に倒錯した愛情を注ぐ実子の狂気と欲望を描いた作品です。狂気が精錬され宝石にまで結晶していく様を通し、三島は、人間の欲望と理性の対立を深く掘り下げ、精神的な崩壊と愛の過剰を炙り出します。
【長いナイフの夜(1934)】
ヒットラー政権が突撃隊(SA)指導部を中心に行った大規模な粛清事件。
レームやシュトラッサーなど政権に脅威と見なされた党内外の人物が次々に殺害され、ヒットラーの独裁体制が決定的となった。
登場人物
【アドルフ・ヒットラー】
1934年当時のドイツ国首相で、国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)の党首。
軍部・産業界・突撃隊の力関係を調整する立場にあり、特に突撃隊の扱いが大きな政治問題となっていた。
【エルンスト・レーム】
突撃隊(SA)幕僚長。第一次世界大戦の古参兵であり、NSDAP(ナチ党)初期からの主要メンバー。
巨大化した突撃隊は軍部や保守派に脅威とみなされ、1934年時点で政権の最大の懸念材料となっていた。
【グレゴール・シュトラッサー】
NSDAP(ナチ党)内左派を代表する政治家。1932年に党の路線を巡ってヒットラーと対立し、要職を辞した。
1934年には表舞台から退いているが、軍部との接触が噂され、潜在的な脅威と見なされていた。
【グスタフ・クルップ】
重工業・軍需企業クルップ社の当主。産業界を代表し、政権との協力関係が強かった。
ヒットラー政権の経済的基盤に影響を持つ人物であり、政局の行方を注視していた。
最重要人物
【パウル・フォン・ヒンデンブルク】
1934年当時のドイツの大統領(国家元首)で、第一次世界大戦の英雄。
高齢で病床にあり、死去後の権力空白が政治最大の懸念となっていた。軍部・保守層は、突撃隊(SA)の台頭による治安悪化を恐れ、体制が崩れる前にヒットラーへ突撃隊問題の早期解決を求めた。この圧力が粛清(長いナイフの夜)へ直結する。
【ヴェルナー・フォン・ブロンベルク】
国防相。国防軍(旧ライヒスヴェーア)を統括する立場にあり、軍の秩序維持を最優先としていた。
突撃隊(SA)の巨大化と政治的要求を危険視し、ヒットラーに対して突撃隊指導部の排除を求める圧力をかけた主要人物。
【クルト・フォン・シュライヒャー】
前首相で、軍内部に強い影響力を持った政治軍人。
ナチ党左派(特にシュトラッサー)との接触が噂されており、ヒットラー政権から“軍と結びつく可能性のある人物”として警戒されていた。
周辺人物
【フランツ・フォン・パーペン】 元首相で当時の副首相。保守派・貴族層の代表で、ヒットラー政権成立の仲介役となった人物。突撃隊の暴走を危険視し、マールブルク演説で独裁を批判。長いナイフの夜で拘束され、生存するも政治的影響力を失った。
【ヒャルマル・シャハト】
銀行家・経済学者。ドイツ経済再建のため、政権・財界・軍部の協力体制をつくる必要があると考え、ヒットラー政権と連携した。
クルップら産業界との資金ルートを整え、軍備拡張を可能にした中心人物。突撃隊の第二革命路線は経済界にとって脅威と映り、粛清は歓迎された。
【ヘルマン・ゲーリング】
ナチ党幹部。第一次世界大戦の撃墜王として名声を持ち、政治力と野心が強い。
突撃隊の混乱を利用しつつ、親衛隊(SS)・ゲシュタポの拡大を後押しし、レーム排除の陰で権力基盤を固めた主導者の一人。粛清後はヒムラーと並ぶ政権の最有力者となる。
【ハインリヒ・ヒムラー】
親衛隊(SS)長官。イデオロギーの忠誠と組織化能力で頭角を現し、突撃隊とレームの失脚を狙い続けていた。
長いナイフの夜ではゲーリングと共に粛清作戦を実行し、SSを国家の主要武力へと押し上げた。以後、ナチ政権の恐怖統治の中心人物となる。
【リヒャルト・ワーグナー】
ドイツの作曲家。楽劇という総合芸術を打ち立てた人物で、音楽に神話・詩・舞台美術を統合させた。
代表作の《ニーベルングの指環》では北欧神話を題材に、英雄・運命・自己犠牲といった観念を壮大な物語として描いた。
芸術は民族の精神を覚醒させるとする思想をもち、こうした世界観はヒットラーの美学と政治観に強い影響を与えた。
ナチスの理念・組織
【国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)】
正式名称は 国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)。ヒットラーが率いる政党で、ドイツ民族の統一と強化を掲げ、民主的議会制に代わる指導者中心の国家体制を目指した。
1933年に政権を掌握し、党と国家の権力が一体化していく。
【25カ条綱領】
1920年にNSDAP(ナチ党)が発表した基本理念。民族の結束、反ユダヤ主義、議会制の否定、強い国家指導の必要性などがまとめられている。
ヒットラーは後年柔軟に運用したが、レームやシュトラッサーは原則の徹底を求めたため、党内路線対立の背景となった。
【民族共同体(フォルクスゲマインシャフト】
階級・宗教・地域差などを超え、国民全体が「一つの民族として結束する」とする理想。
“異質な者を排除することで純化される共同体”という前提を含み、反ユダヤ主義の正当化に利用された。
【指導者原理(フューラー原理)】
国家や社会のあらゆる組織は、絶対的指導者の命令に従うことで統一されるべきとする考え。
民主的意思決定を否定し、ヒットラーの権限を国家全体へ拡大する根拠となった。
【アーリア人】
ナチ党が理想化した“優れた北方ヨーロッパ系民族”の観念。言語学の仮説を誤用したもので、実証的根拠は乏しい。
“ゲルマン民族(ドイツ人の祖先とされた集団)”と結び付けられ、優越性を主張する根拠に利用された。
【反ユダヤ主義】
ユダヤ人を「民族共同体を脅かす存在」とみなす思想。経済不安や社会不満の原因をユダヤ人に求める宣伝と結びつき、政治的・人種的排除へ利用された。
ナチ党は国家政策として制度化し、共同体の“純化”の根拠とした。
【ゲルマン神話】
ゲルマン民族に由来する神々・英雄・戦いを描く神話の総称。北欧神話(オーディン・トールなど)はその大きな一部であり、近代以降“民族の精神を象徴する物語”として再解釈された。
ナチ党はこの神話的イメージを宣伝に利用し、民族の運命や自己犠牲の観念と結びつけた。
【ハーケンクロイツ】 ナチ党の象徴として用いられた鉤十字の旗印。元々は古代インド・中央アジア・北欧など広く見られる文様だが、ナチ党は“アーリア人の象徴”として再定義し、党大会・軍服・建物などに広く掲げた。
【親衛隊(SS)】
ヒムラーが率いた組織で、ヒットラーへの忠誠を基準に編成された。警備部隊として始まり、のちに治安・情報・収容所運営まで担う国家武力へ発展。
長いナイフの夜では突撃隊の排除を主導し、権力を拡大した。
【ゲシュタポ】
国家秘密警察。政治的反対者の監視・逮捕・取り締まりを担った治安機関。
当初は州警察の一部だったが、1934年ごろからヒムラー率いる親衛隊(SS)の管理下に入り、党にとって都合の悪い人物を拘束できる強力な権限を備えた。
突撃隊(SA)とその周辺
【突撃隊(SA)】
NSDAP(ナチ党)の準軍事組織。第一次大戦後の退役軍人・若者を中心に構成され、街頭戦・集会の護衛・政治的対立者への暴力を担った。
党の拡大に大きく貢献した一方で、1934年には兵力300万に達し、国家を脅かす存在として軍部・保守層から恐れられるようになる。長いナイフの夜で指導部が粛清され、力を失う。
【第二革命】
突撃隊(SA)が求めた“綱領の徹底と社会構造の改革”を指す言葉。
大企業・貴族・旧軍事エリートを排除し、労働者や退役兵士の利益を中心にした国家を実現しようとした。
政権を維持するため保守層に依存するようになったヒットラーとは対立した。ヒットラーにとって“第二革命”は体制を崩壊させかねない危険思想となり、粛清の口実となる。
【義勇軍(フライコール)】
第一次世界大戦直後のドイツで、退役軍人を中心に各地で結成された反共武装組織。
社会不安の鎮圧に動き、後に民族主義・反共思想を持つ多くの者が突撃隊(SA)に合流した。
突撃隊の暴力性・軍人気質・“戦争が続いている”という感覚はこの義勇軍文化を強く引き継いでいる。
国家・軍
【プロイセン王国】
19世紀ドイツ世界で最も強力な軍事国家。
近代的な常備軍・規律・官僚制度を重視し、その軍事文化は後のドイツ軍(国防軍)にも受け継がれた。1930年代の将校・保守層は、自らを「プロイセンの伝統を守る側」とみなしていた。
【ドイツ帝国(1871–1918】
プロイセン王国を中心にドイツ諸邦が統一して成立した国家。
皇帝を頂点とし、軍・貴族・産業界が密接に結びつく強固な体制を持った。第一次世界大戦の敗北により帝国が崩壊し、政治・軍・社会が一気に不安定化した。
【第一次世界大戦(1914–1918)】
ドイツを中心とする同盟国と、英仏露など協商国が戦った大戦。ドイツは敗戦し、領土・軍備・賠償で大きな打撃を受けた。
この敗戦体験は退役軍人の屈辱感・復讐心を生み、レームを含む多くの人々の政治意識の基盤となった。
【ベルサイユ条約(1919)】
第一次世界大戦後にドイツに課された講和条約。ドイツに戦争責任を認めさせ、巨額の賠償金・軍備制限・領土喪失を強制した。
この過酷な条件は失業と貧困を招き、広い国民層に屈辱と復讐感情を生んだ。この「ベルサイユへの怒り」は、ナチ党支持を押し上げる最大の原動力となった。
【ヴァイマル共和国】
第一次世界大戦後の1919年に成立したドイツの民主共和国。
議会制民主主義と自由主義を掲げたが、戦後賠償・ハイパーインフレーション・共産主義と右翼勢力の対立などにより政情不安が続いた。
政府への失望から「強い指導者」を求める世論が高まり、ナチスの支持拡大につながっていく。1933年にヒットラーが首相に就任して以降、非常大権の濫用と粛清によって民主制度は急速に崩れていく。
【国防軍】
ヴァイマル共和国の正規軍(旧帝国軍の後継)。貴族出身の指揮官が多い“プロイセン軍の伝統”を色濃く受け継ぎ、政治からの独立と職業軍人の名誉を重んじた。
突撃隊(SA)の勢力拡大を深刻な脅威ととらえ、1934年にはヒットラーに対して“突撃隊問題の全面解決”を強く要求していた。(※戯曲内で「国軍」と呼ばれるのはこの組織)
【首相・大統領】
当時のドイツにはトップが2人いた。
大統領(国家元首)=ヒンデンブルク/首相(政府の長)=ヒットラー。
大統領が軍を指揮し首相を任命する制度だったため、ヒンデンブルクが死去した場合、誰が軍を掌握し国家を統治するのかが最大の政治問題となっていた。この“後継をめぐる緊張”が、1934年の粛清(長いナイフの夜)の背景となる。
ミュンヘン
【バイエルン】
ドイツ南部の州。保守的でカトリック色が強く、第一次世界大戦後の混乱のなかで民族主義運動が活発化した地域でもある。
ヒットラーとナチ党が勢力を伸ばした中心地で、突撃隊(SA)の拠点でもあった。ミュンヘンは党の「本拠地」として象徴的な意味を持つ。
【ホフブロイハウス】
ミュンヘンにある有名なビアホールで、ナチ党初期の重要な活動拠点。党の演説や集会、暴力沙汰も頻繁に起こり、1921年の乱闘事件や1923年ミュンヘン一揆の舞台にもなった。
ナチ党の「出発点」であり、武闘的なイメージを象徴する場所。
【バート・ヴィースゼー】
バイエルン州の保養地。1934年6月30日、ヒットラーがレームを急襲・逮捕した場所として知られ、粛清「長いナイフの夜」の発端となった。
戦友同士の関係が決定的に断たれた象徴的地点であり、歴史の分岐点となった。
事件など
【ミュンヘン一揆(1923)】
ヒットラー率いるナチ党が、バイエルン政府を武力で掌握しベルリンへ進軍しようとした武装蜂起。失敗して鎮圧され、ヒットラーは逮捕・投獄される。
この事件はナチ党の転機となり、以降ヒットラーは「暴力による奪取」から「合法的な政権掌握」へ戦略を転換していく。
【国会議事堂放火事件(1933)】
ベルリンの国会議事堂が焼失した事件(誰が放火したのかについては現在も議論がある)。
ヒットラー政権はこれを「共産主義者による国家転覆の開始」と発表し、反共政策・市民的自由の停止・政敵の大量逮捕を正当化した。この事件を契機に独裁体制への移行が一気に進む。
【共産主義(当時のドイツでの意味)】
生産や財産を個人ではなく社会全体で共有し、平等な社会を実現しようとする思想。第一次世界大戦後の混乱で影響力が増し、ドイツ国内ではストライキや蜂起が発生。
当時の保守層・軍部・民族主義者から“国家崩壊の脅威”とみなされ、ナチ党は「共産主義との闘い」を掲げることで大衆の支持と弾圧の正当性を獲得した。
経済
【ハイパーインフレーション(1923)】
第一次世界大戦後の賠償金支払いのために通貨を大量発行した結果、物価が急激に暴騰し、貨幣価値がほぼ消失した経済危機。
市民は生活の崩壊と国家への不信感を抱き、「既存の政治では国を守れない」という意識が広まった。この経験は後に「強い指導者」やナショナリズムへの支持を形成する下地となる。
【エッセン】
ドイツ西部の重工業都市で、クルップ社を中心とする兵器・製鉄産業の拠点。国家経済と軍備の中枢であり、財界の意向が政治に強い影響力を持った地域。
ヒットラー政権は軍拡を進める上でエッセン(クルップ)との協調が不可欠であり、1934年当時の権力関係を理解する上で重要となる。
『わが友ヒットラー』に再び挑みます。
前回同様ヒットラー役として舞台に立てることは、俳優としての覚悟を試される大きな機会であり、恐怖でもあります。
ヒットラーという実在した人物に全身全霊を懸けてぶつかり
ヒットラーの危うさ弱さを自分の身体を通して、命を削って伝えられたらと思います。
クルップ役の森田順平さんも続投で心強く。
小西成弥さん、小松凖弥さんの力で作品が濃密で熱を帯びたものになるだろうなと確信しています。
全員で命を削って臨みます。
『わが友ヒットラー』、エルンスト・レーム役を演じさせていただきます、小松準弥です。
三島由紀夫生誕100周年記念という大きな節目で、エルンスト・レームという大切な役を演じさせていただけること、大変光栄です。
大きなプレッシャーや挑戦になると思いますが、今この作品をやらせていただく意味をしっかりと考えながら、演出の松森さんが織りなす、『わが友ヒットラー』を誠心誠意、魂込めて務めさせていただきます。
劇場でお待ちしております。
このたび『わが友ヒットラー』にてシュトラッサーを演じさせていただきます。
長く上演されてきた作品に携われることを大変光栄に思います。
権力や信念、友情や裏切りといった人間の根源に迫る重厚な戯曲に挑むことは、自分自身大きな挑戦となります。
俳優としても人間としても深く向き合える機会をいただけたことに感謝し、全力で挑みます。
ぜひ楽しみにしていてください!
2022年、読売演劇大賞の上半期ベスト5に選んで頂いてから3年。待ちに待った「わが友ヒットラー」の再演が叶うことをとても嬉しく思っています。
新しいメンバー2人を迎え、演出の松森君と共にまた新たな気持ちで、この難解な三島戯曲に真っ向から挑戦出来ると思うと、今からワクワクしてきます。
出演者4人だけで繰り拡げられる、まさに究極の対話劇。三島由紀夫が編み出した言葉を更に自分のものにして行けるかどうか、頑張って稽古に励みたいと思います。
たくさんの先輩俳優さんたちが演じてこられた「弱法師」の主演・俊徳役を、今回務めさせていただけることを心から光栄に思います。
三島由紀夫先生が描かれた「弱法師」は、喪失と再生をテーマに、見えるものと見えないもののあいだにある真実を静かに問いかける作品です。
俊徳は、視力も記憶も失いながら、それでもなお心の奥に光を見出そうとする青年。彼の抱える痛みや祈りを、今の自分にしか出せない感情で、丁寧に表現していけたらと思っています。
戦後80年という節目の年、そして三島由紀夫先生の生誕100周年という特別なタイミングで、この作品に携われることを本当に嬉しく思います。
そして、18歳という年齢だからこそ感じられるまっすぐな想いや繊細さ、少年から大人へと歩き出すこの瞬間の自分だからこそ見える景色を、俊徳を通して届けたいです。
共演の高橋ひとみさんをはじめ、素晴らしいキャスト・スタッフの皆さまと力を合わせて、この物語がもつ静かな熱を大切に、心を込めて全身全霊で挑みます。新国立劇場 小劇場でお会いできることを楽しみにしています!
三島由紀夫作品は今回が初めてで緊張しています。
読んでいるととても美しい映像が浮かび上がり、と同時にゾクゾクする怖さもあります。
でも無性に覗いてみたくなる衝動に駆られる作品です。
10代の頃寺山修司さんがよく三島由紀夫さんのお話しをされていました。
寺山さんが さん 付けをする数少ないお方で(三人)それだけでも私は三島由紀夫という方がどれだけ凄いのかを感じていました。
公演日時のお間違え、チケット忘れなどはご観劇いただけません。お手元にあるチケットの日時を再度ご確認の上、ご来場ください。
お座席までスムーズにご案内できるよう、チケット購入後、ご観劇の前日までにご連絡くださいますようご協力をお願い申し上げます。(付き添いの方がご観劇される場合も、チケットは必要となります。)
ご連絡先:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
紛失・盗難などいかなる場合においてもチケットの再発行はできません。 充分にご注意ください。
チケットを転売・譲渡するなどの行為(ネットオークション・金券ショップ等)は、固くお断りいたします。転売されたチケットは無効となり、ご入場をお断りさせていただく場合もございますので、ご注意ください。
*やむを得ない事情により、出演者が変更になる場合がございます。その場合の払い戻し等はございませんので、予めご了承ください。
*入り待ち・出待ちについては、キャストへの負担、並びに劇場近隣の皆様へのご迷惑となりますため、固く禁止させて頂きます。公演中止にもなりかねませんので、ご協力いただけますようお願い致します。
作
三島由紀夫
演出
松森望宏
美術
平山正太郎
照明
小原ももこ
音響
青木タクヘイ
音楽
西川裕一
衣裳
藤崎コウイチ
ヘアメイク
ナリタミサト
舞台監督
筒井昭善
演出助手
石川大輔
制作
間宮春華
製作
児玉奈緒子
票券
サンライズプロモーション
著作権管理
酒井著作権事務所
主催・企画・製作
一般社団法人CEDAR/株式会社MAパブリッシング
公式Xアカウントにて、
最新情報をお知らせします。
演出松森望宏
三島由紀夫の戯曲は、人の心の奥に潜む欲望や孤独を、鋭くも美しい言葉で描き出します。『わが友ヒットラー』には権力の陰に潜む友情や裏切りや孤独が、『近代能楽集』の三作には、存在を求める声や老いと美への執着、愛が狂気へ変わる瞬間が刻まれています。四作に通底するのは、人が生きる限り抗えない「欲望」と「幻想」の力です。それは人を傷つけもしますが、なお生きようとする原動力にもなります。価値観が揺らぎ、未来のかたちが定まらない今だからこそ、三島の言葉は「私たちはどう生きるのか」という問いを突きつけます。その問いを皆さまとともに受けとめ、未来を見つめる時間になればと願っています。