【Aレベル】イギリスの教育機関が提供する、高校卒業資格及び大学入学資格。オックスフォード大学やケンブリッジ大学への入学にも使われる。
【シックスフォーム】大学進学を希望するイギリスの16歳から18歳が受ける中等教育。通常は2年間だが、オックスフォード大学とケンブリッジ大学を目指す場合は3年間通う。
【カレッジ】大学を構成する学寮。オックスフォード大学・ケンブリッジ大学などでは、カレッジが学部生入学者選抜の権限や入学・卒業の事務を取り仕切る権限を持っており、各カレッジごとの団結力が強い。
【オックスフォード大学】イギリスを代表する大学。12世紀末に設立され、現在では世界の大学のランキングで1位に選ばれることも多い。
【ケンブリッジ大学】オックスフォード大学と並ぶイギリスの名門大学。1209年設立。オックスフォード大学と併せてオックスブリッジと呼ばれることもある。
【リア王】イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア(1564年-1616年)作の戯曲。ブリテンの王リアと、その三人の娘の関係を描いた悲劇。『ハムレット』、『オセロー』、『マクベス』と併せてシェイクスピアの四大悲劇と呼ばれる。
【ヨークシャー】イングランド北部にあるイギリス最大の地方。さらにその中で、ウエスト・ライディング、イースト・ライディング、ノース・ライディングの3つの地域に古くからわけられてきた。長い歴史を持ち、自然豊かで、「神の恵みの地」と称されることもある。
【シェフィールド】サウスヨークシャーにある、イギリスで人口第5位の都市。1980年代ごろには一時的に落ち込んでいたものの、産業革命以降工業都市としてイギリスの経済を支えている。
【キリスト教】イギリスで最も信仰されている宗教。1534年にローマ・カトリックから分離したイングランド国教会はイギリス国内で最多の信者を持ち、国王が教会の首長を務める。
【ユダヤ教】イギリスの人口の約0.4%が信仰する宗教。キリスト教の母体であることなどから宗教的対立が多く、イギリスでも長い間反ユダヤ主義が横行していた。
【イスラム教】イギリス国内ではキリスト教に続いて2番目に信者の多い宗教。人口の約6%がイスラム教徒で、かつてイギリスが支配していたインド・パキスタン・バングラディシュからの移民が多い。
【マーガレット・サッチャー(1925年-2013年)】イギリスの第71代首相。在任期間は1979年-1990年。保守的かつ強硬なその政治姿勢から「鉄の女」の異名で知られる。様々な国有企業の民営化や、中央集権化・競争を導入した教育改革を行った。
【西部戦線(第一次世界大戦)】1914年-1918年のドイツと連合国(イギリス・フランスなど)の戦い。ベルギー南部からフランス北東部にかけて戦線が構築された。両陣営ともに大量の死者を出しながらもどちらの攻撃も戦局の決定的な転換には至らず、1918年にアメリカの参戦などを理由にドイツ敗北の形で休戦。
【宗教改革】16世紀に発生したキリスト教世界での革新運動。ローマ・カトリック教会の聖職者の堕落などを理由に、マルティン・ルター(1483年-1546年)らが主導して、聖書の多様な解釈を尊重する新たな教派プロテスタントが誕生した。
【塹壕戦】敵の銃砲撃から身を守るための穴や溝を用いた戦い。第一次世界大戦の西部戦線においても、両陣営ともに塹壕線を構築し、攻撃側に大量の犠牲者が続出した。
【ヴェルサイユ条約】1919年にフランスのヴェルサイユで調印された、第一次世界大戦における連合国とドイツの間で締結された講和条約。領土の減少や軍備の制限、多額の賠償金などを課せられたことから、ドイツ側では条約への反発が根強く残った。
【A・E・ハウスマン(1859年-1936年)】イギリスの詩人、古典学者。1896年に詩集『シロップシャーの若者』が出版され、有名になる。ハウスマンの詩は後に音楽をつけられたものも多く、長くイギリスで愛されている。
【フィリップ・ラーキン(1922年-1985年)】イギリスの詩人、小説家、司書。オックスフォード大学を卒業後、ハル大学で図書館司書として働き、そのかたわら詩集を刊行して英国的詩人として評価された。社会的名声を求めず、結婚することもなく、独りでひっそりと生涯を終えた。
【エディット・ピアフ(1915年-1963年)】フランスを代表するシャンソン歌手。その生涯を反映した自伝的なバラードでよく知られる。「愛の讃歌」、「ばら色の人生」、「アコーディオン弾き」、「群衆」など、多数の有名曲を持つ。
【情熱の航路】1942年に公開されたアメリカの映画。精神的に傷ついていた女性が、船旅をきっかけに変化を遂げていくヒューマンドラマ。主演のベティ・デイヴィスはアカデミー賞の主演女優賞にノミネート、音楽のマックス・スタイナーは作曲賞を受賞している。
【逢びき】1945年に公開されたイギリスの映画。互いに配偶者を持つ身でありながら道ならぬ恋に惑う男女の出会いと別れを描いた恋愛映画の傑作。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番がBGMで使われていることでも知られる。
【キャリーオン】1958年から1992年まで制作されたイギリスのコメディシリーズ。31本の映画の他、テレビシリーズやステージショーなど、様々な形で展開されている。批評家からは頻繁に批判されていたが、観客からは非常に高い人気を集めた。
【W.H.オーデン(1907年-1973年)】イギリス出身で、後にアメリカに移住した詩人。オックスフォード大学を卒業後、予備校や大学で教えながら、社会や宗教や愛などの幅広いテーマを、詩や戯曲や散文などの様々な形式で表現した。
【第七のヴェール】1945年に公開されたイギリスの映画。両親を亡くした若いピアニストの女性と、彼女を引き取った親戚の男性の歪んだ関係を描くメロドラマ。1946年のアカデミー脚本賞を受賞。
【グレイシー・フィールズ(1898年-1979年)】イギリスの女優、歌手。様々なミュージカル映画に出演し、1930年代にはトップの映画スターとして人気を博した。主演した映画で歌った「Sing As We Go」や「Wish Me Luck As You Wave Me Goodbye」の大ヒットでも広く知られる。
【ホロコースト】アドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツによる第二次世界大戦中のユダヤ人に対する大量虐殺。当時ヨーロッパにいたユダヤ人の3分の2にあたる約600万人が銃撃や毒ガスなどによって犠牲となった。
【エリザベス一世(1533年-1603年)】イングランドとアイルランドの女王。在位は1558年-1603年。彼女が統治した期間は、国が安定し、シェイクスピアをはじめとして様々な文化が栄え、イングランドの黄金期とも言われている。
【ルイス・ネーミア(1888年-1960年)】ポーランド系ユダヤ人のイギリスの歴史家。徹底した実証研究に基づき、歴史の物語化に意義をとなえた。歴史の再定義・再解釈を行う歴史修正主義の先駆けとして知られる。
【ペットショップ・ボーイズ】1981年に結成されたイギリスのシンセポップ・デュオ。全世界で5000万枚以上の売上を記録し、「イギリスの音楽史で最も成功したデュオ」としてギネス世界記録に登録されている。「It's a Sin」や「Go West」をはじめとして、多数の曲がヒットしている。
【ジョージ・フォーンビー(1904年-1961年)】イギリスの俳優、シンガーソングライター。ウクレレやバンジョーを弾きながらコミックソングを歌った。映画俳優としても人気があり、1930年代にはグレイシー・フィールズなどとともにトップスターとして知られた。
【リチャード・ロジャーズ(1902年-1979年)】アメリカの作曲家。ブロードウェイミュージカルやその映画化で広く曲が知られ、ポピュラー音楽に大きな影響を与えた。「夜の豹」や「サウンド・オブ・ミュージック」など、多数の作品の音楽を手がけた。
新木宏典as アーウィン
この度、舞台「ヒストリーボーイズ」にアーウィン役で出演させて頂ける運びとなりました。既に海外や日本での上演に加えて、映画化もされている作品ですので、話の大筋を知っている方もたくさんいらっしゃると思います。国も違うから、文化も当たり前に違う時代背景ということもあり、理解が難しいジャンルの作品ですが、難しくも面白さを強く感じました。さらに映画ではコメディロマンスにカテゴライズされている通り、笑いの要素も含まれています。「笑う」という行為は、文化の違いで笑いのツボが大きく変わる部分もあると思います。日本の演劇で表現する際にどんな風に皆様の目に映るのか。怖く感じながらも、とても興味をそそられます。日本人で学歴も高くない自分ですが、アーウィンを掘り下げ、どのように表現出来るようになるのか。大きなプレッシャーや不安が、掛け算でやりがい、やる気に変換され演じられる事に感謝しています。匂って来るような生々しい空気感をしっかりと表現出来るように精一杯努めて参ります。